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iPhone が(日本は別として)世界で大人気になっているとしても、世界のケータイ市場に締める割合はまだまだ小さなもので、そこに何故こうまでアップルを気にするのかという点が不思議です。おそらく、スマートフォンという市場はこの3社があまり力を入れてこなかった「見逃していた市場」ということに気づいた故に悔しいのかもしれません。
アップルのシステムが閉鎖的であるというのはその通りなのですが、アップルのような(ここに出席した企業に比べ)規模の小さい会社で独自の商品を売り出すには、最初は全てコントロールする必要があるのではないかと思います。
コントロールすることで別の世界を創らなければ、その独自性はアピールできません。これも企業文化なのだと思います。アップルは独自の生態系を作って生きてきましたから。(そうせざるを得なかった面もあるのですが)しかし、iTunesは現在はDRMフリーつまりオープン化に動いていますよね。
OSを少なくする必要があるという発言は、自分たちのやっていることを否定しています。マイクロソフトはWindows Mobileを、NokiaはSymbianを持っていてそれを展開しようとしているのだから、OSが多すぎるというのは「自分たちのOS以外が多すぎる」という意味なのでしょう。自分勝手ですね。結局、WindowsがパソコンOSを支配したように、自分たちのOSで支配したいという意味なのかとも思います。
iPoneのアプリを相互利用できればという発言にしても、かっさらおう「いいとこ取り」をしたいという意味ですよね。
オープン性がないと言って他社を責めても何にもならないとは思うのですが・・・
聴衆の中にもこれらの発言に「カチン」と来た人がいるようですね。アップルのやっていることが全て正しいとは言いませんが、あまりに自分勝手な発言が多く呆れました。