昨日はM-1を見ました。色々な人が色々なブログで感想を言われてますが、私もひと言。
全体的に面白かったですよ。笑わせてもらいました。
でもM-1もそろそろ曲がり角かもしれませんね。
M-1に合うネタ、合わないネタ。合うコンビ、合わないコンビがあるというのは本当だと思います。ここ数年はその傾向が強くなっているのかもしれません。
お笑いも多様化して、個人のニーズも細分化してきたということでしょう。
審査員による判定というのがいずれは合わなくなってくるでしょうね。
私は個人的に「笑い飯」のファンなので、毎年M-1で「笑い飯」を見ることができるのを楽しみにしています。7年連続決勝進出なんてすごいと思います。
決勝に進出した「ナイツ」も好きなコンビですし、酷評されてしまった「ザ・パンチ」も実は好きなコンビです。ちょっと気の毒でしたね。
「笑い飯」のボケが加速して行く漫才を初めて見たときの衝撃はいまでも覚えていますし、「ナイツ」は最近あまり見ない永遠とボケる漫才ですし、「ザ・パンチ」は粘着質の長い突っ込みが目新しいと思っていました。
特に「笑い飯」と「ナイツ」は4分という制約のあるM-1やTVの場ではなく、ライブが向いているのだと思います。「ナイツ」は寄席サイズの漫才なのかもしれませんね。
でも、M-1で勝つためにという趣旨で漫才を作ってくるのは、番組的にはいいのかもしれませんが、面白い漫才を堪能したいという趣旨からはずれて行くような気もしています。
今年一番面白かったネタとコンビはこれだ!という「紅白」的、年間総まとめ的なものでもよいのではないでしょうか。(もちろん優勝者は決めてほしいのですが)
K-1形式の「同じ日に2試合」というのは、ネタの配分、体力温存(?)など漫才自体とは違う要素が入ってきますので、やはり一発勝負がいいのかもしれないなと思った今年のM-1でした。
(NON STYLEは面白かったですよ。まさに「今のスタイル」ですね)